紹介・筆坂秀世のユーチューブ

単なるメモ

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紹介・筆坂秀世のユーチューブ
古本屋通信   No 2619    2017年  06月17日


     紹介・筆坂秀世のユーチューブ

 私は筆坂秀世を転向者だと見ていない。彼は共産党の政策委員長だった時代も、今も基本的に変わっていない。つまり転向したのではなく、元々左翼ではなかった。そう見ている。だから今日の筆坂に特に憤りを感じていない。そういう筆坂だから彼の本を読んだことはないし、テレビ等の映像を観たこともなかった。

 ところがたまたま昨日筆坂秀世のユーチューブを観た。それが面白かったので紹介する。と云っても、ユーチューブは実物が容易に視聴できるから、私がクドクド説明するに及ばない。観る方法を簡単に紹介する。あとは私が何所が面白かったかだけを書き添える。但し、筆坂の登場するユーチューブはかなり多くあるが、大半はネトウヨ対談で下らない。面白いのは一本だけである。

 まずグーグルのポータルサイトに筆坂秀世と入れて下さい。そして左から3番目の「動画」をクリックしてください。そしたら上から4番目(何番目かは時々によって変るかも知れません)に以下の表示が顕われます。それをクリックすればよろしい。

「筆坂秀世」さん日本共産党を語る!僅々に何か共産党で起きる可能性?!野党共闘は ...
youtube.com4 日前 - 23分 - アップロード元: yuma jpn
「須田慎一郎」氏と、日本共産党政策宣伝委員会責任者を経て政策委員長となり、書記 局長代行を兼務し日本共 ...

 私は須田慎一郎という人を全く知りませんが、この番組では直前に安倍さんと対談したみたいです。筆坂との対談を聞く限りでも、それなりに共産党について、つけ刃ではなく勉強していると感じました。他の動画(例えばチャンネル桜)が聞くに堪えないのは対談者がネトウヨで勉強していないからです。

 あとは騙されたと思って視聴してくださいですが、私が面白かった点だけ書きます。後半部分です。

 共産党第27回大会の件です。周知のようにこの党大会には他の野党を招待して挨拶させたわけですが、自由党からは当初は森参院議員が来る予定だったのですが、急遽変更になって小沢本人が来たのです。そのことに志位が感動して感感激して涙を流す、それを筆坂がリアルに語っている。まあご覧下さい。私は党大会直後の赤旗の報道と突き合わせて見て、全く同感でしたね。つまり志位は一になく二になく、小沢にコロリとイカレてしまった。しかしそれは一定の必然性がなくもなかった。それを筆坂は説得力のある説明で、聞く者を納得させています。

 そして極めつけは共産党の歴代の3人のトップ、つまり宮本顕治と不破哲三と志位和夫を比較して、志位にカリスマ性が欠如している点を事実でもって語っていることです。

 筆坂は概ねこう言っています。

「第27回党大会後の記者会見で、志位は記者団から大会を振り返っての感想を訊かれます。志位は(とくに小沢が大会で挨拶した点を訊かれ)「100点満点の100点の党大会でした」と答えます。まあそれはよいのですが、翌日小池書記局長の記者会見があります。そこで小池は同じ質問に「100点満点の200点の党大会でした」と答えました。コレは歴代の共産党トップとナンバー2の関係ではあり得ないことです。つまり宮本顕治が「100点満点の100点でした」と言ったのを不破哲三が「100点満点の200点でした」と言い直すことは絶対にあり得ません。また不破が「100点満点の100点でした」と言ったのを志位が「100点満点の200点でした」と言い直すことは絶対にあり得ません。つまり其処が志位の宮本や不破との決定的な違いです。志位には宮本や不破にあった不可侵とも言えるカリスマ性が欠如していますね。」

 私は筆坂のこの指摘は当たっていると思います。それは日々この古本屋通信を書いていて感じることです。私は宮本を貶すことはありませんが、不破批判は時どきやります。けれど不破を低脳アホ扱いには出来ません。コレをやると私が低脳アホになってしまうからです。ところが相手が志位だと低脳アホは書き放題なのです。そして普通なら党首が馬鹿呼ばわりされるのですから、30万党員は一斉に古本屋攻撃を開始すべきでしょう。ところがホンの一部のカルト党員が2チャンで私を攻撃した以外に何もないのです。つまり党員たちにとって志位はカリスマではない、それをもっとも端的に表現したのが小池の「100点満点の200点」発言だったでしょう。

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  以下はこのユーチューブを視聴された方に向けて

 この映像の限りでも、私が筆坂を共産主義者ともマルクス主義者とも見做さない証拠は確実にある。それは今の筆坂に就いてではない。党員時代の筆坂に就いてである。

① 党本部でヒラ党員に下げられて、する仕事がなくなったから党にいても仕方がなくてやめた(辞めた?止めた?)。どっちにしても離党したと云う。こんな共産主義者はあり得ない。つまり陽の当たる幹部でないと共産党にいる意味がない、と。それでも筆坂は、そして松竹も、暫くは『前衛』に論文を書いていた。そういう地味な仕事が耐えられないのなら、元々党員は無理だ。だって坂井希を含めて党中央勤務員はみんな名前の出ない組織の地味な仕事をやっている。

② 自分が歴史の勉強をしてこなかったと言う。やってきたのは党の枠内の歴史の暗記だけだったと言う。何をかいわんや。それでよく政策委員会責任者になれたな。史的唯物論(マルクス主義)は過去の価値ある歴史遺産の批判的継承を前提にしている。論外の低脳である。小泉信三『共産主義批判の常識』を、党を辞めるまで読んでいなかったとは驚きだ。これは少なくとも知識人党員は、とっくに読んで乗り越えている。然し未読であれば是非ともお読みください。良い本です。

③ 三和銀行時代に集金の仕事がつまらなくて、自分の生き方を模索する中で民青と党に出会って生き方を決めたのはよい。だがそれは疎外された労働を逃れる道(党専従への道)ではなかったはずだ。筆坂は出発の根本から間違っていた。コレでは労働者党員の生き方と真っ向から対立するだろう。宮本岳志と似ているなあ。エリート主義。然しこれこそが不破学校の優等生コピー人間だった。あとは読者の解釈に委ねよう。

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  共産主義批判の常識  ウィキペディア

『共産主義批判の常識』(きょうさんしゅぎひはんのじょうしき)は小泉信三の著作。1949年(昭和24年)3月15日に新潮社から単行本が出版され、その年のベストセラーになった。その後、1954年(昭和29年)12月25日に新潮文庫に収録され、1969年(昭和44年)2月24日に日本ソノサービスセンターから出版され、1976年(昭和51年)6月30日に講談社学術文庫に収録された。古典派経済学の立場から共産主義とマルクス経済学を研究した上で合理的な批判をしたものと評価されている。

目次[編集]
最初に単行本で発行されたときは「階級と民族」までの全6篇だった。1954年に文庫版が出されるにあたり「搾取論」「共産党宣言の今昔」が追加された。
1.再建と共産主義
2.東欧と西欧
3.エルフルト綱領の教訓
4.社会主義批判
5.マルクシズム概観
6.階級と民族
7.搾取論
8.共産党宣言の今昔

書誌情報[編集]
『共産主義批判の常識』 新潮社、1949年3月15日、175頁。
『昭和文学全集(小泉信三集)』第27巻、角川書店、1953年。 - 収録:「マルクス死後五十年」、「学窓雑記」、「大学生活」、「社会思想史研究」、「読書雑記」、「福沢諭吉」、「共産主義批判の常識」、「私とマルクシズム」、「今の日本」、「読書の記憶」、「共産主義と人間尊重」、「平和論」、「朝の思想」、「旅信」。
『共産主義批判の常識』 新潮社〈新潮文庫〉、1954年12月25日、225頁。
『小泉信三全集』第10巻、文藝春秋、1967年。 - 収録:「共産主義批判の常識」、「私とマルクシズム」、「共産主義と人間尊重」、「追録」。
『共産主義批判の常識』 日本ソノサービスセンター、1969年2月24日、258頁。
『現代日本文学大系(現代評論集)』97、筑摩書房、1973年。 - 「共産主義批判の常識」(抄)を収録。
『共産主義批判の常識』 講談社〈講談社学術文庫 44〉、1976年6月30日、228頁。ISBN 4-06-158044-2。

脚注[編集]
参考文献[編集]
川崎巳三郎 「「共産主義批判の常識」の批判――主として経済論について」『批判と反批判 マルクシズムに対決するもの』 労働文化社編、労働文化社、1949年。
宮川實「批判と質問に答へて――小泉信三「共産主義批判の常識」について」、『資本論研究』第6巻、青木書店、1949年、 59-70頁。
石上良平「小泉信三著「共産主義批判の常識」――資本主義擁護の非常識」、『知性』第2巻第6号、国土社、1949年6月、 48-49頁。
大谷三夫「現代保守思想の頭脳-2-小泉信三著「共産主義批判の常識」について――戦後日本の反動化-4-」、『理論』通号10・11、理論社、1949年11月、 122-125頁。
姉歯三郎「常識はずれの批判――小泉信三著「共産主義批判の常識」」、『何を読むべきか』第1巻第1号、農民の友社、1950年1月、 46-47頁。
遠藤湘吉「小泉信三「共産主義批判の常識・通俗理論の限界」――戦後ベストセラー物語-11-」、『朝日ジャーナル』第7巻第53号、朝日新聞社、1965年12月、 42-46頁、 ISSN 0571-2378。

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