「息をするようにウソをついている」のは蓮舫氏ではないか

「息をするようにウソをついている」のは蓮舫氏ではないか
多忙なのでメモだけ

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「息をするようにウソをついている」のは蓮舫氏ではないか
2016年12月08日 00:00

新田 哲史
蓮舫@党首討論

民進党サイトより引用

はっきり言おう。見ているこちらが恥ずかしさを覚えるような、これほど酷い党首討論になるとは思わなかった。当初は拙著(ワニブックス)の発売前日となる奇遇で、関心を深めて見ていた。安倍総理の方から、蓮舫氏の二重国籍問題に言及されなかったことは残念ではあるものの、それは想定内のこと。いや、次のような暴言・誹謗を、いやしくも党首討論の場でしてしまうような未熟な政治家と、一国の総理が同じ土俵に乗らない方がむしろ良かったと思えるほどだ。

蓮舫代表、安倍首相に「息をするようにウソをつく」党首討論で(スポーツ報知)

討論自体はきのうも書いた通り、蓮舫氏は、IR法案等を争点に仕掛ける展開となった。経済政策に関しては、安倍総理に毎度のごとく、民主党政権時代の経済データとの比較をもち出され、あえなく不発。せっかくの政策論議がかみ合わなかったこともさることながら、度し難いのは、あまりに短慮に過ぎる蓮舫氏の発言が繰り返されてしまったことだ。特に耳を疑ってしまったのが次の2つ(引用は産経新聞の書き起こしより)。1つめはカジノ解禁が経済成長に結びつくか疑義を呈したくだりのこれ。

「だからカジノがどうしたら成長産業に資するのかと何度も伺っても、総理のその答えない力、逃げる力、ごまかす力、まさに神っています。ちゃんと真っ正面から答えて下さいよ」

流行語大賞の「神ってる」にあやかって、報道で話題になることを意識した語彙選択であるとしたら、大いなる失策だ。野党第1党党首でありながら、なんというチャラさだろう。

しかも、深刻なのはこのような言葉選びをすれば、自分が「ブーメラン」をまた食らうことを考えてないように見えることだ。二重国籍問題を追及してきた我々から見れば、発言を二転三転させてきた蓮舫氏の「答えない力、逃げる力、ごまかす力」こそ、まさに神っている。

もう一つは、いま大問題になりつつあるこれだ。法案採決に至るプロセスへの見解がかみ合わないまま、論戦が終盤になり、しめくくりに入って飛び出した。

「強行採決をしたことがない?よく、息をするように嘘をつく。TPP、年金カット法案、カジノ、全部強行採決じゃないですか」

これとて同じブーメランが飛んでくる。歯切れの良さと舌鋒の鋭さで鳴らしてきた蓮舫氏だが、「瞬発力」頼みでやってきたために、自分の発言が与える影響を十分に計算しているようには見えず、浅はかな判断が目立つ。私だけが怒っているのもバカらしいので、先日、ツイッター上で池田信夫と激論し、蓮舫氏を擁護していた橋下徹氏ですら、見離すようなツイートをしていたことを紹介しよう。

これが事実なら民進党蓮舫さん、人格攻撃はよくないよ。人を嘘つき呼ばわりしたら、蓮舫さんなんか二重国籍問題ではバリバリの嘘つきだ。国民はしっかり見ている。詐欺罪で有罪判決を受けながら僕を詐欺師呼ばわりした辻本清美とやはり同類か!政策論争に徹すべき。 https://t.co/gWxCfsQGd1

— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年12月7日

この日は前半で、「カジノが成長産業ではない」という持論をぶったまではいい。しかし「私は国家の品格に欠くと思う」は蛇足どころか余計な波紋を巻き起こしかねない。安倍総理の経済観を攻撃するフレーズとして決めゼリフを言ったつもりだろうが、すでにネット上から突っ込まれているように、既存のカジノを持つ国に対して失礼極まりない。

攻め所の稚拙さも目立つ。中盤、話題を転じようと「高橋まつりさんという24歳の女性の名前を総理は覚えていますか」と切り出し、電通過労死問題を引き合いに働き方改革の議論に持ち込もうとした。しかし、電通に厚生労働省が強制捜査に入ったのは安倍政権肝いりと言われているだけに、むしろ総理が力を入れている政策。テレビのニュースで総理が高橋さんの名前を上げている場面もあったが、見逃していたのだろうか。

与党の看板政策を攻撃してハマればいいが、綿密な攻撃準備が相応に求められる。ロジックとファクトを緻密にくみ上げているのかと思いきや、時間外労働の上限規制という肝の部分で、民進党側の法案が省令に「丸投げしている」と、総理に言い返されてしまい、その後、再反論ができずにやりこめられたような印象が残った。法案の中身の妥当性について、私は専門ではないなので評価しないが、メディア・PR視点から言うと、「大坂城を攻めるのに、わざわざ真田丸から突撃しに行って反撃された」ように感じた。

いずれにせよ、この日の党首討論を見て感じたのは、二重国籍問題への対応どころか、蓮舫氏が代表を続ければ続けるほど、底の浅さが目立つばかりで、このまま党の信頼性が地に堕ちることが自明ということだ。代表選の間、蓮舫氏以外の候補者を推していたある議員が私の取材に対して「ガラスのような彼女の人気に乗っかってしまって大丈夫なのか」と懸念していたことが現実になりつつある。

民進党のために敢えて言っておく。特に非主流派の先生たち。今からでも遅くない。年内に「蓮舫おろし」をするべきだ。それでも埒があかないようなら、1月1日の政党交付金支給決定日までに飛び出して新党を作るべきではないか。民進党に残っていたところで、最大の支援団体だったはずの連合は、共産党との共闘路線を嫌気し、むしろ自分たちの望み通りに賃上げから働き方改革までやってくれる政府・自民党との距離を急速に縮めている。

総理の真珠湾訪問決定、自民都連の「7人の侍」除名で、ここ数日になって、年明けの政局シナリオは急速に不透明感が増している。

そろそろ行動を起こしてもいいのではないですか。



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民進党代表選で勝ったものの、党内に禍根を残した蓮舫氏。都知事選で見事な世論マーケティングを駆使した小池氏。「初の女性首相候補」と言われた2人の政治家のケーススタディを起点に、ネット世論がリアルの社会に与えた影響を論じ、ネット選挙とネットメディアの現場視点から、政治と世論、メディアを取り巻く現場と課題について書きおろした。アゴラで好評だった都知事選の歴史を振り返った連載の加筆、増補版も収録した。

アゴラ読者の皆さまが2016年の「政治とメディア」を振り返る参考書になれば幸いです。

2016年12月吉日 新田哲史 拝

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