参院選の終盤情勢

参院選の終盤情勢 - 改憲勢力が3分の2を取り、1人区は「野党共闘」が完敗

SEALDs・市民連合にとって悪夢の事態だが、
投票5日前の地方紙のリアルな報道は、
きわめて厳しい民意の想定を奥田愛基と中野晃一に突きつけている

全国32の1人区で「野党共闘」を勝利
させ、
安倍政権を追い詰めて安保法廃止に追い込むと言っていたのだから、
6勝26敗では完敗だ。
民意によって訴えが拒否された政治結果になり、
どんな言い訳も自己正当化もできない


メモです
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参院選の終盤情勢 - 改憲勢力が3分の2を取り、1人区は「野党共闘」が完敗
昨夜(7/5)から、マスコミ各社が参院選の終盤情勢を報道している。見出しを拾うと、日経は「改憲勢力、3分の2に迫る」、共同は「改憲勢力3分の2強まる」、毎日は「改憲勢力3分の2の勢い」とある。序盤の情勢から大きく変わっておらず、自民、公明、お維の3党で焦点の78議席に達するのはほぼ確実な状況となった。調査サンプル数の多い共同の予測では、自民60、民進27、公明14、共産9、お維6、社民1と数字が並び、改憲勢力の3党で80議席がカウントされている。この共同の最終推定は私の当初予想と近い。野党が健闘して3分の2を阻止すると予想を出しているマスコミは1社もない。注目の1人区の情勢を追いかけると、接戦と言われていた幾つかの選挙区で地元紙によって自民リードの記事が出た。宮城選挙区について、河北新報が横一線と報じつつ、自民(熊谷)の名前を先に書き、民進(桜井)の名前を後に書いている。青森選挙区について、東奥日報が自民(山崎)が一歩リードと書き、民進(田名部)が追走と書いている。新潟選挙区について、新潟日報が大接戦と書きつつ、自民(中原)の名前を先に出し、野党(森)の名前を後に出して情勢を暗示している。「野党共闘」が取るとされていた3選挙区で、自民が巻き返して刺した形になっている。


朝日の6月24日の序盤情勢報道では、岩手、宮城、山形、福島、新潟、長野、三重、沖縄の8選挙区で「野党候補リード」と示されていたので、これを基準とすると、宮城、新潟を落とした「野党共闘」は、現時点で6選挙区しかリードを見込めないということになる。日経が昨夜(7/5)報じた1人区の終盤情勢では、青森、岩手、宮城、山形、福島、新潟、山梨、長野、沖縄の9選挙区が「野党共闘」のリードとなっていて、これを基準にすると、地元紙は日経の分析から青森、宮城、新潟の3選挙区をひっくり返したことになり、やはり「野党共闘」のリードは6選挙区となる。朝日は青森と山梨を最初から「野党共闘」の優勢と認めず、日経は終盤で三重を自民が逆転としていて、大手紙の1人区の見方には差異がある。が、こうして地元紙の判断を重視して厳密に検討したとき、現時点で「野党共闘」が優勢と見込まれるのは、岩手、山形、福島、長野、三重、沖縄の6選挙区、山梨を加えても7選挙区だけだ。6勝26敗、或いは7勝25敗となる公算が高い。私の観測では、新潟を森ゆう子で落とすようでは、長野と山梨を「野党共闘」が取る可能性は高くなく、甲信越3県は同じ結果となるだろう。最悪の場合、三重も落とし、「野党共闘」の勝利は、岩手、山形、福島、沖縄の4選挙区となる。

これはSEALDs・市民連合にとって悪夢の事態だが、投票5日前の地方紙のリアルな報道は、きわめて厳しい民意の想定を奥田愛基と中野晃一に突きつけている。岩手、山形、福島、長野、三重、沖縄の6勝26敗の結果に終われば、SEALDs・市民連合は敗北を認めざるを得ず、運動の失敗と破綻を認めて敗因を総括せざるを得ないだろう。全国32の1人区で「野党共闘」を勝利させ、安倍政権を追い詰めて安保法廃止に追い込むと言っていたのだから、6勝26敗では完敗だ。民意によって訴えが拒否された政治結果になり、どんな言い訳も自己正当化もできない。前回の記事で触れたが、6勝26敗の1人区の結果では、枝野幸男の立場も微妙になり、幹事長続投は危うい環境になるだろう。共産党と組んだ「野党共闘」の方針が失策だったという認識が党内に広まり、冷や飯組の右派から責任追及の声が上がるのは必定だ。また、7月14日告示の東京都知事選への影響も避けられず、四野党が参院選のように統一候補を組んで戦う態勢を作ることができるか怪しい。10日夜を境に政局が一変する。岡田執行部が総辞職という展開になれば、松原仁は相乗り路線を復活させ、増田寛也か長島昭久で自民都連と相乗りの政治を仕掛けて行くだろう。針の筵の枝野幸男が、この権力闘争を勝ち抜けるとは思えない。

安倍晋三と田崎史郎と後藤謙次の高笑いが聞こえる。もう一つの注目のポイントは、共産党の勢力がこの選挙でどうなるかという点だ。序盤から中盤にかけて、「野党共闘」のソフト戦略によって共産党への評価が高まり、落ち目の民進党に代わって有権者の期待を集めているという噂がマスコミやネットで流れた。議席は大幅増になり、比例だけで8議席取るのではないかという景気のいい話もあった。また、今回の選挙は憲法改正が争点になっているから、改憲反対の旗幟が鮮明な共産党が野党の軸となって存在感を増し、それが支持と集票に繋がるだろうという言説も溢れていた。さらに、今回はどういうわけか公明党が都市部で不振で、定員増の複数区に候補を擁立しなから苦戦を強いられているという情報があり、共産党の善戦と公明党の苦戦が裏腹の関係で語られる場面が多かった。公示から一週間ほど、そういう怪しい風聞にを接する機会があった。定員3の埼玉選挙区では、公明の現職が落ちて共産が取ると言われ、定員4の大阪選挙区でも公明が伸び悩み、当落線上で共産新人に討ち取られるという予測が流れていた。投票5日前になり、これらの楽観論はマスコミの終盤情勢報道によって否定され、共産が選挙区で取るのは東京と神奈川だけとなっている。比例の獲得議席も、共同の予測では5議席でしかない。

公明苦戦論は共産陣営の戦闘士気を弛緩させる謀略であり、幹部の応援日程等リソース投入を誤らせる意図的な錯乱情報だったのではないか。本当に共産党は躍進するのだろうか。




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